【2017~2018理事会コラムリレー】ドイツと私とローターアクト

2017〜2018年度直前代表
ドイツにいても相変わらずの椎名ちゃんです(河本談)

コラムリレー始めます!

こんにちは!地区代表の河本です。
今回から理事会7人でコラムを書きます。

テーマはなんでもいい。
ローターアクター以外の自分について書いてもらう予定なのですが、
椎名ちゃんに関しては絶賛ドイツ中(←)ということもあり、
現地のローターアクト、そして少し離れた場所から見て改めて思う「ローターアクト」を書いてもらいました。

ドイツと私とローターアクト

お久しぶりです、直前代表の椎名です。
代表任期も終わり、皆さんにお会いすることがめっきりなくなってしまいましたが、私は今ドイツのミュンヘンという都市にいます。
日本を離れてもうすぐ4ヶ月目になろうとしています。

どうして私がドイツにいるかというと、ドイツの大学で心理学を学ぶためです。
説明がしにくいのですが、現在は大学の入学準備コースでドイツ語をレベルアップさせています。
今回は、遠く日本を離れてドイツで生活している私が、
「ローターアクトを経験したからこそ今の生活に活きていること」をテーマにコラムを書いていきたいと思います。

ドイツのローターアクト

同い年の友達はほとんど社会人として経験を積んでいっている中、
大学時代に留学すればよかったと若干焦りを感じながらも、大学卒業後に新しく学びにミュンヘンにいます。

そんな私が仲間を求めたのは…

先日2月15日に行われた、ミュンヘンインターナショナルローターアクトクラブの例会に参加しました。
当日はミュンヘン工科大学の退任教授の「テクノロジーの文化的側面」という卓話が行われました。

会員はドイツ、フランス、イタリア、インド、イラン、イギリスからミュンヘンに集まった国際色豊かなメンバーです。
年齢も20代前半から卒業間近の30歳まで、会員数は20名、例会は2週間に1度と、私たちの地区と同じような環境です。

クラブや例会の主な特徴
・フレンドリーな会員
・使用言語は英語
・積極的な意見交換がある
・例会後の飲み会で卓話の内容について議論する
・15人以上の参加
・毎回3名ほどのビジターがいる
・点鐘や歌がない
・ロータリアンの参加がない
・ドリンクテーブルにはドイツらしくビールとワインが揃っていて、ドリンクを取る際に寄付をできる仕組みになっている。

残念ながら、写真は個人情報保護のため載せることができませんが、ミュンヘンにお越しの際はぜひメーキャップをお勧めします (^^)

人と繋がるうえで…

さて、ドイツでも日本でも初めて話すアクターとの会話は大抵こんな質問から始まるのではないでしょうか。

「どこでローターアクトを知ったの?」
「何してるの?(職業や大学の専攻、外国人ならどうしてその国に来たのか)」

この質問は、もちろんローターアクト内だけではなく、私の通うクラスでもあります。

ローターアクトをしてきたことで、周りの人が、私という人間に興味をもってくれる理由の一つになっていることは確かです。
こちらでは、学校または仕事と家庭以外の生活を大事にし、そこでどんなことをしたか(しているのか)について話す機会が多いです

異国で独りぼっちの私でも「ローターアクターである」という事が新たな出会いを生み、
人と繋がるきっかけを作ってくれる強力なアイテムなのだと実感しています。

ローターアクトで得るもの

そう考えると、私の人生で「ローターアクトに入会したこと」はとても大きな意味を持つのだと思いました。
地区代表の他、本当に様々な経験を重ねてきましたが、どの経験がいちばん私を変えたかというと、とてもシンプルですがアクトを通した「人との出会い」です。

もちろん、奉仕をすることで得られるものもあります。

しかし、様々な人に出会い、交流する。これがローターアクトの醍醐味ではないでしょうか。
人と接するとき、相手に興味をもち、理解しようと努め、また、自分を表現し、理解してもらおうと努めます。

社会で生きる上でいちばん基本的な部分ですが、様々な人と接することは、人を人間的に豊かにする最も有効な方法ではないかと思います。
人は、自分と同じ性質を持つ人にも惹かれますが、
自分にないものを持っている人には特別な興味がわきます。

アクトでは、同じ組織の中で同じ目的のために、それぞれが自分の役割を果たします。
会員一人ひとりが違った能力を持ち合わせているからです。
そこでは自分の特徴を生かせるし、挑戦もできます。
私の場合、その全ての過程を経て今の私が出来上がり、この私だから興味をもってくれる人達がいます。

どんな経験も人生の糧になる

今だから言えることことはどんな活動も人生の中では無駄はないということです。

もしも私がローターアクトに参加していなかったら、大学時代に留学し、今頃社会人 1 年目を奮闘していたかもしれません。
その代わり、出会った人や新たな出会いの機会、自分に対する自信や周りの人からの興味も、今の私より低かったと思います。

私が周りから、アジア人の割に実年齢より年を取って見られる(ヨーロッパだとまだ 10 代にみられても不思議ではない年齢)のは、
ローターアクト時代に睡眠や趣味の時間を割いてローターアクトにのめりこんだ結果の老化した肌質
のためではなく、
そこで培った経験が大人に見せてくれているからだと思っています (^^)

そんなローターアクト活動の利点を改めて挙げるなら
・世界中の都市にロータリークラブ、ローターアクトクラブがある
・ロータリーに関わる人はみんな仲間という意識が世界中で通じる
・社会に問題意識をもち、仲間と共有し、解決方法をさぐる
・年齢や職業を超えた交流
・協調性と自主性を伸ばせる

私にとって、周りの人からもらった刺激と、
仲間と協力して行ってきた活動の全てが、今の生活に活きています。

大分長くなってしまいましたが、私はローターアクターであることを最大限に活かしながら、
今日も元気にミュンヘンで勉強しています。
ドイツにお越しの際は是非、連絡ください!
ciao!!

ミュンヘンロータリークラブの会長と